私は某ロボットアニメが好きで、そのプラモデルの設計に携わることができるということで入社をしました。まったくの未経験でCADという言葉も入社前には知らなかったような状態ですが、実業務を進めていく中で少しずつ使えるようになってきています。入社前は全くの未経験であるがゆえに前提知識の勉強に時間がかかるものだと思っていましたが、座学による学習は２週間程度でそれ以降は実務による学習に入ります。実務ではもちろんわからないことが多いですが、先輩に聞けばわかりやすく教えてもらえるので、未経験でも作業を進めていくことができます。入社したばかりのころと今の自分を比べると少しずつですが成長していることを実感しています。なにより自分が好きなものの設計に携われていることがとても楽しいです。

自分は新卒として入社しました。CADに関しては少しソフトを触っただけでそれほど知識はありませんでした。入社してすぐ研修が始まり、わからないことだらけでスタートしました。最初はCADを設計するうえで重要な成形技術のことやものづくりの基本などについて教えてもらいました。その次は実践練習で一度作られたパーツを作り直すという練習をしました。操作に関しても少しの知識しかなく最初の方はまったくわかりませんでした。それでも先輩方が1から教えてくださるので技術や知識は短期間ですごい上達しました。実際に自分が作成していたパーツなどがものになってそれを見たときはすごい嬉しい気持ちとやりがいを感じました。

前職は自動車部品の設計を行っていました。　自動車等の大物製品に比べ、玩具製品は一つの商品に対する個人が受け持つ比率が高いので、大変ですがその分製品になった時の「自分が設計した」という達成感があります。 経験、知識豊富な先輩社員方がお客様からの信頼を得ており、好きな人なら「おぉっ」となるような製品の設計も受注しているので、好きな私としてはそれもモチベーションアップに繋がっています。まだ少人数の会社ということもあり、個人のスキルや責任も大いに求められるので、先輩や同僚と意見を交わて、常に技術を今より高める意識を持って業務を行っていっています。

自分が設計に携わった製品が実際にプラモデルとして製品化され、イベント等で新製品として発表されているのを見るのはドキドキし、プラモデル業界の最前線に関わっていると実感します。特に今はSNS等でリアルタイムにファンの声を見ることが出来るのでどんな評価をされるのかを見るのも楽しみの一つです。もちろん良い評価ばかりが書き込まれているわけではないですが、舞台裏から観客を見るような視点でファンの評価を見られるのは設計者の楽しみの一つだと思っています。

現在の業務は、プラモデルの3Dモデリング・設計をメインに実施しています。以前は自動車関連の設計をしていましたが、プラモデルの設計に挑戦したいと思い、転職しました。プラモデルの3Dモデリングは、複雑な形状や曲面が沢山あり、以前では経験の無かった部分がありましたが、先輩方から丁寧に教わり、作成出来なかった複雑な形状も今では独力で作成出来る様になりました。ホビー設計の魅力は何といっても、自分の設計した製品の購入し易さと購入されたお客様の声や評価が聞けるところにあります。より良いプラモデルを生むためにも設計スキルを磨きたいと思っています。